見逃し厳禁vol.3【移民の葛藤、社会問題を鮮やかに描く】
移民や留学生の葛藤や奮闘、イスラエルとパレスチナ問題の知られざる一面など、現代社会の問題を映し出す必見作8本をご紹介します!
『ノー・ランズ・マン』No Land's Man
コンペティション部門
監督:モストファ・サルワル・ファルキ
3/13 日 21:10 梅田ブルク7 シアター7
3/16 水 14:50 ABCホール
人気俳優、ナワーズッディーン・シッディーキー(『バジュランギおじさんと、小さな迷子』)を主演に迎え、ニューヨークで働く南アジア出身の男性の、出自を隠し移民として生きる葛藤と恋を描くヒューマンドラマ。監督は、バングラデシュ映画界を牽引し、ボリウッドの信頼も篤いモストファ・サルワル・ファルキ。アジアを代表する作曲家、A・R・ラフマーンが音楽のみならずプロデュースを務めたことも話題の必見作。
『アミラ』Amira
コンペティション部門
監督:モハメド・ディアブ
3/16 水 10:10 ABCホール
3/18 金 21:10 梅田ブルク7 シアター7
パレスチナに住む娘と、イスラエルの刑務所に娘の誕生前から長期拘束されている父。精子密輸による人工授精で授かった子どもの存在を知ったエジプトのモハメド・ディアブ監督が、イスラエル・パレスチナ問題を家族の問題から掘り下げる衝撃のヒューマンドラマ。昨年、ヴェネツィア映画祭のオリゾンティ部門に出品され2冠に輝いた。
『徘徊年代』Days Before the Millennium [徘徊年代]
コンペティション部門|特集企画《台湾:電影ルネッサンス2022》
監督:チャン・タンユエン(張騰元)
3/13 日 13:40 シネ・リーブル梅田4(完売/Sold Out)
3/16 水 17:10 ABCホール
1990年代、台湾中南部でベトナムやインドネシアから嫁ぎ、 “新移民”と呼ばれた女性たち。長編デビューとなるチャン・タンユエン監督が、当時、社会問題にもなった題材に挑んだ壮大なドラマ。物語前半の主役アニー・グエンは自身も新移民で嘉義新麗美歌劇団に所属する舞台女優。台湾映画の新境地をぜひ目撃して!
『地のない足元』No Ground Beneath the Feet [Payer Tolay Mati Nai]
特別注視部門
監督:モハンマド・ラッビ・ムリッダ
3/13 日 18:50 シネ・リーブル梅田4
3/18 金 10:10 ABCホール
首都ダッカで救急車ドライバーとして働きながら、記録的な洪水に襲われた村にいる妻子との連絡が取れなくなりあせるサイフル。ダッカにいるもう1人の妻からは彼女の家族ぐるみでお金を求められ、どんどん窮地に追い込まれていく。貧困、格差問題を背景に、人間の性を痛切に描く、新鋭モハンマド・ラッビ・ムリッダ監督の初長編。一面水に覆われた村で孤軍奮闘する妻にも注目を(神戸女学院大学文学部英文学科協賛上映)
『めちゃくちゃな日』An Excessive Day [지나친 하루]
特別注視部門
監督:チャオ・ダンヤン
3/11 金 14:40《短編6》 シネ・リーブル梅田3
3/16 水 16:20《短編6》 シネ・リーブル梅田4
※プログラム《短編6》『北新宿2055』『姉ちゃん』と併映
「今年は大充実な短編プログラムを、とにかく観てほしい!」という暉峻プログラミングディレクターの激推し作品。中国出身のチャオ・ダンヤン監督が、韓国のコンビニを舞台に、元アルバイトの学生と韓国語が不得手な中国人店員が織りなす物語を、現地客とのやりとりを交えながらリアルに描く。ラストのハットする展開にも注目したい、社会問題、女性の連帯をさりげなく描く韓国の短編。その手腕は見事!
他にも、
●『北新宿2055』North Shinjuku 2055
宮崎大祐監督(OAFF2020『VIDEOPHOBIA 』)最新作は、日本語RAPシーンを代表するラッパーの漢 a.k.a.GAMIの同名小説を映画化。2055年の北新宿を舞台に、これからの都市はどこに行くのかを問う、パンチの効いた短編。
「今回ははじめて原作モノに挑戦し、はじめてジャズを映画に使ってみました。いつも通り妙な映画だとは思いますが、妙なだけでなくCOOLなのがポイントです」
●『アウトソーシング』OUTSOURCING
コロナ禍で主流になりつつあるリモート就活を題材にした坂下雄一郎監督(『決戦は日曜日』)の社会派コメディを世界初上映!出演は、前野朋哉、小川紗良。
「長編に比べて短い尺なので、 思い切って直接的な内容を、と思いコロナ禍を背景にした映画になっています。 楽しんでいただけると幸いです」
●『理想の国』Cloud Cuckoo Country
10代で恋人同士だった女性ふたりが、ある有名寺院の境内で偶然に顔を合わせるところからはじまる、濃度の濃いタイの会話劇。ふたりが歩く歴史的な場所が、会話に深みを与える。政党のスピーチライターという異色の経歴を持つエムアイ・ポンピタック監督作を世界初上映!
全上映ラインナップはコチラ
https://www.oaff.jp/2022/ja/program/index.html